湯冷めしない入り方

湯冷めとは

せっかく温かい温泉に浸かって体を温めても、湯冷めをしてしまうと後の寝つきが悪くなることがあります。
入浴した後というのは、私たちの深部体温は0.4℃ほど高くなっています。
ところが、浴槽から出て10分経過すると深部体温は逆に入浴前よりも0.1℃低くなってしまいます。

深部体温はさらに下がり続け、30分後には入浴前よりも0.3℃低い状態になります。
体温が入浴によって上昇したのに合わせて体が汗をかき、入浴前よりも体温を下げてしまうのがいわゆる「湯冷め」の状態です。

湯冷め対策

温泉に入った後に風邪をひかないためにも、湯冷め対策はしっかりとやっておくことが大切です。
まず、脱衣所ではできるだけ早く体を拭くことが肝心です。
少しでも水滴が残っていると水分が蒸発して体が冷えますので、体はタオルでしっかりと乾かしましょう。

体だけではなくて、髪の毛も濡れた状態のままだと首と背中がどんどん冷えていきますので、ドライヤーでしっかりと乾かすことが大切です。
汗が完全に引いたところで服を着ますが、このときに厚着をしてしまうと汗をかき、体温を下げてしまうことにもなりかねません。
ただし首回りは寒さが入りやすい箇所ですので、冬場などはマフラーでしっかりと防寒しましょう。

お湯の温度も湯冷めに関係しており、42℃温度の温泉で入浴するよりも40℃の温泉の方が湯冷めしにくいことが研究で分かっています。
ですから、やたらと熱めの温泉に入らずに、ぬるめの温泉にゆっくりと浸かることを心がけましょう。
バイクでツーリングに出掛け、温泉に入ったすぐ後にまたバイクに乗るライダーをよく見かけますが、夏場ならともかく冬場は体が冷えてしまうので、湯冷めの観点から見ると好ましくありません。
湯冷めを心配する人は、都心部の駅近くにある温泉でくつろぎ、すぐに家に戻ってくるのも悪くない考えです。

駅から徒歩1分の日帰り温泉

大阪には駅から徒歩1分の日帰り温泉がいくつかあり、湯冷めをして風邪を引いてしまう心配もありませんので、大阪に住んでいる人なら一度は行ってみたいものです。
大阪の鶴見緑地の一角にある「鶴見緑地湯元 水春」は地下鉄鶴見緑地駅から歩いてわずか1分の便利なロケーションにあり、深夜2時まで営業しています。
広々とした露天風呂の設備がある他、フィットネスも併設されており、フィットネス会員になれば入浴施設をいつでも自由に使うことができます。

阪急上新庄駅の目の前にある「天然温泉 満月」も人気で、星空を見ながらのんびりと入浴することができます。
地下700mから汲み上げた温泉は弱アルカリ泉で、仕事の後のストレスを癒すには最適です。
深夜3時まで営業しているので、仕事は忙しい人にもオススメです。