浴衣・丹前の使い方

温泉に行くなら浴衣のマナーも知っておくべき

女の子は温泉も食事も楽しみですが、浴衣や丹前など、温泉場ならではの着衣も楽しみの一つです。
ただ現代は普段の生活の中で浴衣を着る機会がないため、マナーが分からないという人が多く、実際、温泉場で間違った使い方も見かけます。

せっかくの温泉旅行ですから、浴衣の姿も可愛くキュートにしたいものです。
温泉場で浴衣や丹前を着用するときのマナーや使い方を知っておきましょう。

温泉旅館の浴衣は温泉浴衣というもの

夏になると花火大会や夏祭りで浴衣を着る方もいると思いますが、こうした浴衣とは違い、温泉場にある浴衣は温泉浴衣というものです。
お祭りなどで着用する浴衣は色浴衣で、温泉浴衣とは少し違います。
温泉浴衣は色浴衣と比較すると着用しやすくなっていて、通常の色浴衣の用に着付けの心得が無くても簡単に着用できます。

着方はまず袖を通してそのあと、右を先に体にあわせ左をその上にあわせます。
最後に帯を巻いて「前で」結ぶのが基本的な温泉浴衣の着方です。
この時気を付けたいのか、右、左のあわせで、これが逆になってしまうと(左を体に合わせて右を上にする)亡くなった方に着せる着せ方となってしまいます。

襟元を大きく開ける方がいますが、襟元は首元にあわせしっかり着た方がかっこよくきれいに見えます。
裾も大きくはだけないように、左、右のあわせの際、足を包み込むように合わせるとはだけにくく着用できるでしょう。
襟元や裾がはだけるとだらしない印象になりますし、温泉浴衣も女性はきちっと着ている方が可愛いです。

丹前は寒い時に着用すればいい

夏は浴衣のみ、お部屋に用意されていると思いますが、冬になると丹前も一緒に置かれていることがあります。
丹前は寒い時に利用する防寒用の着物で、お風呂から上がって湯冷めしないように着用するものです。

着方は浴衣と合わせて、浴衣を着る手順で着用し、帯を結ぶだけです。
寒い時には丹前を着て、せっかく温泉で温まった体が湯冷めしないようにしましょう。

最近の温泉旅館の浴衣はおしゃれ

昔の温泉旅館では旅館の名前が書かれた白地の浴衣がほとんどでした。
しかし最近は特に女性物の温泉浴衣がおしゃれになっていて、様々なカラー、デザインのものが用意されています。
旅館によっては帯や浴衣などかなりの種類を用意してくれているところもあり、すきなものを着用できるので人気です。

おしゃれな浴衣を着たらヘアもアップにしてトータルで楽しみましょう。
髪の毛の長い人は髪の毛を1つに束ねて上方向に向けてクルクル巻き上げて、クリップで止めれば簡単にアップスタイルを楽しめます。
ショートヘアの方もヘアピンなど和風の物をちょっと使うと素敵です。