環境を考慮して禁止
温泉でゆっくりと浸かるのは、日本人ならではの楽しみのひとつといえます。
温泉が趣味で、週末になると温泉宿に泊まって羽を伸ばしている人も多いはずです。
美肌効果の高い温泉なども数多くあり、冷え性にも効果があるので、積極的に温泉に行きたいものです。
ところが、温泉の中には石けんやシャンプーの使用を禁止しているところがあります。
温泉の泉質によっては、石けんやシャンプーを使うと肌や髪の毛にダメージが出ることがあります。
特に鉄やアルミニウム、カルシウムなどの含有量が多い温泉の場合には、「石けんやシャンプーは使えません」と張り紙がしてあるところも多いようです。
さらに露天風呂の場合、泉質に特に問題がなくても環境問題の観点からシャンプーや石けんの使用が禁止されていることがあります。
こんな場合には、お湯に浸かることに専念して、体や髪の毛を洗うのは真湯で行うようにすると良いでしょう。
シャンプー・石けんが使えない温泉
大分県の湯布院は昔から温泉地として有名なところですが、塚原温泉火乃口温泉では温泉の注意書きに「石鹸やシャンプーは使えません。肌に付いて取れなくなります。」と書いてあり、シャンプーと石けんの使用が禁止されています。
塚原温泉は強酸性(酸性度の高さ全国2位)で、しかも鉄イオンの多さは全国1位、アルミニウムイオンの多さも全国2位の泉質となっています。
平安時代から湧き続けている由緒ある温泉で、アトピー性皮膚炎にも効果があると言われています。
温泉には入りたいけれど、シャンプーと石けんが使えないのは困るという人は、別の温泉に行くのがいいかもしれません。
塚原温泉へは、由布院駅からアクセスするのが便利です。
由布院で、温泉ではなくて蒸し卵を目当てに来る観光客も多いようです。
お値段は6個入りで500円(税込)、燻製のような風味が特徴です。
伽藍岳は標高1,045mの山で、「硫黄山」とも呼ばれています。
温泉から歩いて5分のところには煙が立ち上っている火口があり、見学もできるようになっています。
山形県山形市にある蔵王温泉大露天風呂も、石けんやシャンプーが使えない温泉のひとつです。
蔵王温泉は強酸性の硫黄泉で、肌の脂分を洗い流す効能があるので、「石けんいらずの湯」と呼ばれています。
ここの温泉はシャンプーなどが使えないだけではなくて、目に入るとかなりしみますので、気をつけるようにしたいものです。
入浴料は大人700円、子ども(満1歳以上12歳未満)が400円、積雪地帯のため冬期は開業していません。
自動車でアクセスするには、山形道〜山形蔵王ICを通って国道13号・県道21号を経由して約20kmの道のりです。
JR山形駅彼らはバスも出ており、山交バス蔵王温泉行に乗って終点で下車し、歩いて18分です。