放射能泉とは

放射能泉の特徴

放射能泉と聞くと、「放射能」という言葉が付いているため、何か危険なような印象を受けてしまいます。
放射能泉は、一般的には「ラジウム温泉」と呼ばれており、放射能性物質ラジウムがアルファ崩壊を起こしたときに発生する気体の放射性物質「ラドン」が含まれています。
ラドンは無色・無臭のガス状の物質で、半減期が3.8235日と非常に短いのが特徴です。

放射能性物質が含まれている温泉は危険なのではと思うかもしれませんが、放射能にはホルミシス効果というものがあります。
微量な放射性物質で体の免疫力が上がるのはホルミシス効果です。
高尿酸血症(痛風)や関節リウマチ、強直性脊髄炎などにも効果がありますので、痛風で悩んでいる人は一度ラジウム温泉に入ってみるのも良いアイデアです。

放射能泉の注意点

放射能泉には優れた効能があるとはいえ、注意事項もありますので、よく守った上で入浴することをおすすめします。
放射能泉は無味・無臭・無色透明なため、刺激が少ないような印象を受けますが、実際には刺激が非常に強いという特徴があります。

放射能泉に入ると、頭痛やめまいなどの症状に見舞われることがあります。
これは「湯あたり」という現象です。
入浴する時の体調によって湯あたりが起こることもありますので、薄めのお湯から慣らしていくのが一番です。
ただし、重い腎臓病や肺の病気、貧血や活動性の結核などにかかっている人は、放射能泉に入るのは禁忌です。

おすすめの放射能泉宿

放射能泉宿の中でも特におすすめなのは、新潟県阿賀野市にある「風雅の宿 長生館」です。
開湯以来700年もの歴史を持つ風雅の宿 長生館は、全国でも最高水準のラジウム含有量を誇っている名湯です。
杉村温泉は長寿の村としても知られており、「医者が育たない」とさえ言われています。

素晴らしい景色や由緒のある建物はもちろんのこと、食事が美味しいのも長生館の人気の秘訣です。
地元の契約農家が丹精を込めて栽培した、朝採れの新鮮な有機野菜などを使用した料理の数々は一度食べてみればリピートしたくなるお味です。
米どころ新潟のコシヒカリも五頭山の伏流水「長生の清水」を使って炊き上げられており、忘れられない美味しさです。
別注料理「天然あわび ラジウム源泉蒸し」や岩船港から仕入れた新鮮な「南蛮海老」「うなぎの味噌漬け」なども、ここでしか食べることのできない逸品です。

この他、山梨県北杜市にある「長老閣」もおすすめの宿です。
天然ラジウム泉を使用した蒸気吸入室がある貴重な温泉宿で、巨大な岩の間から湧き出る天然岩風呂も人気です。
貸切水晶風呂では、原泉100%のラジウム泉を貸切で楽しむことができます。
さらに、厚生労働大臣認定の温泉利用指導者による入浴指導も無料で受けることができます。