温泉の入浴で気を付けたいこと
せっかく温泉に来たんですから、朝、夜だけじゃなく、1日数回入る方もいます。
しかし温泉に入るときには、温泉に入るタイミングなど理解しておくことが必要です。
中でも、食前と食後ではどういう入り方をすればいいか、違いがあります。
温泉に入るタイミングやしてはいけないことを理解すれば、今よりもっと温泉を楽しむことができるでしょう。
食後に温泉に入るとき気を付けるべきこと
温泉場は海の幸、山の幸などおいしいものが多いところも多く、温泉と同じように食事の楽しみです。
ただ食後は食べ物を消化する必要があるため、内臓の血液循環が活発になっています。
しかし夕食後すぐに入浴してしまうと、消化に必要な血液のめぐりが悪くなってしまうため、胃腸に負担がかかりやすくなるのです。
食後、温泉につかるとしてもせめて食後30分は温泉に入らない方がいいでしょう。
1時間程度たてば消化も落ち着いてきますので、食後、温泉に入るタイミングは1時間くらいたってからがベストです。
食前に入浴してもいい?したいときはどうしたらいい?
食事をする前に入浴するのもいいのですが、直前は避けた方がいいでしょう。
温泉以外、お風呂に入る場合でも、湯につかることで胃腸に圧力がかかります。
この圧力によって食欲が落ちてしまうこともありますし、胃腸がからっぽで気分が悪くなるかもしれません。
食前に入浴したいときには、お湯につかる場合は半身浴、もしくは足湯にする方が安心です。
足湯で足を温泉につけるだけでも案外さっぱりします。
本当はどのくらいが理想なの?
湯治をする方々は1か月くらい湯治場にいることもあるので、数日かけて体を温泉に慣らしていくことができますが、単発の旅行ではそうもいきません。
湯治される方々は1日に1回から2回くらい温泉に入ることから始めて、慣れてきたら2回から3回くらい入ります。
温泉場によってはいろいろな温泉宿があり、日帰り入浴なども楽しめるため、色々な湯に入りたいと思う気持ちもわかります。
しかし体にいい入り方を考えると、多くても1日3回までと考えておきましょう。
温泉に入る前にしておきたいこと
運動してきた方は別ですが、一般的に温泉に入る前には少し手足を動かしてから入ります。
温泉につかり浴槽から出るとき、一気に立ち上がると立ち眩みを起こしやすいのでゆっくり立ち上がりましょう。
もしもめまいなどが起きてしまったら無理をせず、近くにいる人に助けを求めます。
一人の時には浴槽からいきなり立とうとせず、そのままの低い状態からゆっくり時間をかけて浴槽を出て、横になって回復を待つことが必要です。
焦っていきなり立とうとして転倒してしまったら、頭部などにけがを負うこともあるので、ゆっくり時間をかけて回復を待ちましょう。