天然温泉と人工温泉の違いとは

天然温泉と人工温泉は何が違うのか?

温泉に行きたい!とネットなどを検索していると、天然温泉、人工温泉と書かれているのを見かけます。
魚など天然物のほうが高いし、なんとなく人工よりは天然の方がいいような気がしますが、温泉はどうなのでしょう。

天然温泉と人工温泉について定義や違いなど、温泉が好きな人でも理解している人は少ないようです。
その違いを知れば、温泉をもっと楽しく有効活用できます。

天然温泉はどういう温泉?

温泉については温泉法という法律があり、その定義では湧き出した温水が25度以上と語られています。
また温度が25度以下であっても、法律によって指定されている天然ガスが規程量以上含まれていれば温泉です。

通常、温泉法に規定された条件に当てはまり、天然温泉と呼ばれています。
ただしっかりと天然温泉について定義が定められていることはありません。

温泉に入るなら天然がいいなと思う人は、天然温泉かどうか見極めることができるマークを探してみましょう。
天然温泉表示マークは赤で湯の煙のようなデザインのマークです。
これがあれば温泉法で規定された天然温泉だと判断できます。

人工温泉は温泉成分を配合した人工の湯

人工温泉と聞くとなんだ偽物か・・・といいたくなる人もいると思いますが、人工といって温泉成分が配合されていることには違いありません。
人工温泉は、天然鉱物由来の薬剤や鉱石などを配合して人工的に作った温泉です。

ただ温泉成分が入っているだけなら、温泉の元を家庭のお風呂に入れても人工温泉になります。
家庭で利用する温泉の元には医薬や医薬部外品が含まれていませんから、人工温泉とは言えないのです。

人工温泉は、泉室、効能などを表にして掲示していないところもあります。
しかし実際に効能が認められる医薬品の成分などがお湯に含まれているため、より効果が期待できます。

例えばトロン温泉、トゴール温泉といった天然鉱石ともとに作った医薬部外品を利用した人工温泉です。
こうした温泉は冷え性や肩こり、神経痛などに効果が期待できるとされており、準天然温泉と呼ばれています。

天然温泉と人工温泉どっちがいいの?

自然に湧出した天然温泉がいいのか、それとも温泉成分を含有させている人工温泉がいいのか、一概には言えません。
天然温泉よりも人工温泉が劣るということはありません。

自分が欲しい効能が期待できるのか、また温泉があるところはどんな環境なのか、自分の好みで選択すればいいのです。
とくに自分が改善したい効能などが含まれているところを選ぶとより効果が期待できるでしょう。
天然でも人工でも温泉は心身ともにリフレッシュできるものなので、こだわりなく利用すればいいでしょう。