温泉を利用した食品とは

温泉を利用した食品やお土産は全国各地に色々!

日本では古くから温泉を療養に利用してきましたが、温泉が豊富な地域では温泉を利用した様々な食品やお土産も作られています。
各地で様々な食品やお土産が作られていますが、温泉を楽しむのと同時に、こうした温泉を利用した食品などを楽しむのもいいでしょう。

また温泉につかることで体の疲労や痛みなどを和らげる効能があるといわれていますが、飲む温泉として利用できるところもあり、これもまた注目です。
温泉を飲むことで(飲めるところ、飲めないところがあるので注意)様々な健康効果を期待できるといわれています。

温泉を利用した各地の食品やお土産を見てみよう

温泉マークは日本人になじみの深いマークですが、このマークの発祥となったのが群馬の磯部温泉です。
碓氷川沿いに並ぶ温泉宿の背景には妙義山が見え、季節によって美しい景観を見せてくれます。
磯部温泉の泉質は二酸化炭素泉で、これを利用した温泉煎餅が名物です。

二酸化炭素泉に含まれる炭酸ガスが煎餅を焼き上げるときに外部に放出され、ふわっと柔らかな煎餅にしあがります。
温泉饅頭ならぬ温泉煎餅はお土産にも喜ばれる一品です。

温泉水を利用したおかゆがおいしい下島温泉

下島温泉は古くから傷湯として知られた温泉で、豊かな自然の中、清流沿いに温泉場があります。
以前は農家の方々が兼業として温泉宿を営んでいましたが、昭和6年に旅館が建設され温泉宿が多くなりました。

周辺の渓谷にはイワナなどを釣る釣り人に人気で、山間の美しい風景も人気です。
この下島温泉では、温泉水を利用したおかゆを頂くことができます。
このおかゆは鉱泉粥というもので、下島温泉の旅館などでいただくことができる人気の商品です。

四万温泉に嬉野温泉も!いろいろな温泉名物がたくさん

磯部温泉や下島温泉のほかにも、温泉を使った名物を作っているところがあるのです。
平安時代に開湯されたといわれる群馬の四万温泉の湯は飲用できる湯としても知られていますが、温泉を利用して納豆を作っており、温泉納豆という名物があります。

佐賀の嬉野温泉は温泉を利用して作った豆腐が有名ですし、北海道の瀬戸瀬温泉では温泉ビール、熊本の人吉温泉では温泉焼酎が販売されています。
こうした食品や飲み物のほか、現地では温泉の熱を利用して食事ができるところなどもありますので、一度味わってほしいです。

温泉は地元の方々にとっても、生活の中で様々な方法で利用されており、無くてはならないものとなっています。
旅行に行った際には温泉を利用して作った食品やお土産、また地元の方々の生活に溶け込んだ温泉の利用方法など、ちょっと足を延ばして見に行っても楽しいでしょう。