日本三大美人の湯があるのはご存知ですか

日本三大美人の湯はどこ?美人になれる湯に行ってみよう

日本三名泉は有馬温泉、草津温泉、下呂温泉ですが、日本では日本三大美人の湯もあります。
日本三大美人の湯は群馬県の川中温泉、和歌山の龍神温泉、島根県の湯の川温泉です。

なぜ美人の湯と呼ばれるようになったのか明らかになっていませんが、1920年の鉄道院編纂、温泉案内という本の中で肌を白くする効能がある温泉がのっているので、こうした書物がもとになって美人の湯と呼ばれるようになったのでしょう。
美しい肌、白い肌は美人といわれる人の共通点です。
肌を白くする効能のある温泉に、川中、龍神、湯川という3つの温泉が含まれているため、美人の湯とされたのかもしれません。

川中温泉は曽於名も美人の湯!湯あたりしにくい良質な湯

雁ヶ沢川沿にある川中温泉は、山間にある自然の中の温泉で、無色透明でとても柔らかい湯が特徴的です。
温度が低めの湯はゆったり時間をかけて入ることができるので、日ごろの疲れた体を癒すのにもいいでしょう。

一人でのんびり温泉を楽しむのもいいですし、美白効果があるといわれている湯は、女子旅にもおすすめです。
季節によってさまざまな景色を堪能できるのも川中温泉の魅力といえます。

湯の川温泉は歴史ある名湯

湯の川温泉は三方を山に囲まれ自然豊かな名湯です。
大国の主命と八上姫が恋に落ちたことにより、出雲の国に帰った命を追い旅に出て、その途中で湯の川の湯につかり、疲れをいやすとともに美しくなったという伝統があります。
炭酸水素塩泉の湯は弱アルカリ性で、肌を白く美しくしてくれるといわれている温泉です。

近くには荒神谷遺跡があり、ここは358本の銅剣、6個の銅鐸など出土した場所があり、博物館も建てられています。
美しい自然を堪能でき、また古き時代を連想させてくれる温泉です。

紀州藩の藩湯として栄えた龍神温泉

龍神温泉1200年もの歴史があり、二酸化炭素泉や弱アルカリ性で構成された美人の湯と呼ばれ、効果や効能としては、冷え性や肩こりの解消が挙げられます。
熊野信仰の時代からすでに名湯といわれていた龍神温泉は、江戸時代、紀州藩が疲れを癒す藩湯として利用されていたとされる湯です。
弘法大師が難陀龍王のお告げによって開湯した湯ということで、龍神温泉と名づけられました。

それぞれの地にどんな由来があるのか知ってから訪れると、また違う視点で湯を楽しめます。
温泉の由来や歴史などを頭に入れてから温泉場に行けば、より印象深い旅になるでしょう。
いずれの湯も緑豊かで美しい自然の中にあるので、癒しの旅として訪れるのもいいでしょう。
美人の湯はお肌を美しくしてくれるといわれていますので、女子旅や母娘旅などにもおすすめです。